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やさしくわかる宇宙物理
宇宙の年齢はどうやって測るのか?|膨張率の逆数と、最古の星が挟み込む138億年
夜空を見上げても、そこに年齢は書かれていません。星の光にも銀河の渦にも、経過した時間を示す目盛りはついていないのです。 それでも天文学は、宇宙の年齢を138億年という具体的な数字で答えます。しかも誤差はおよそ2,300万年。全体の0.2%以下という精... -
やさしくわかる宇宙物理
ロスビー波とは?|自転する惑星の大気が波打つ渦度保存のしくみ
冬の天気予報で「上空の偏西風が南へ大きく蛇行しているため、強い寒波が流れこみます」という説明を聞いたことがあるでしょうか。日本の冬の寒さは、はるか上空を流れる風の曲がり方で決まっています。 一方、土星の北極には、差し渡し約3万キロメートル... -
やさしくわかる宇宙物理
HR図とは?|星の一生を一枚に描く「光度と温度」の地図
夜空を見上げると、青白く鋭い星もあれば、赤くにじむ星もあります。明るさもまちまちです。ばらばらに見えるこの星たちも、たった2つの数字で並べ直すと、きれいな秩序が浮かび上がります。 その並べ方を一枚の図にしたものがHR図(ヘルツシュプルング・... -
星空のしくみ
光害とは?|星が消えるのではなく、夜空が明るくなる仕組み
都会のマンションのベランダから夜空を見上げると、見える星は数えるほどしかありません。ところが、車で山あいの暗い場所まで足を延ばすと、同じ夜に、降ってきそうなほどの星がひろがっています。空も、星も、同じもののはずです。それなのに、なぜこれ... -
観測場所
高萩市衛星通信記念公園の星空観測条件
茨城県高萩市石滝の高萩市衛星通信記念公園(通称・さくら宇宙公園)は、直径32mのパラボラアンテナが2基そびえる公園です。常磐自動車道の高萩ICから車でおよそ15分。もとは日本で初めてテレビの衛星中継を受信した施設で、今はこのアンテナを国立天文台... -
観測場所
世久見展望台の星空観測条件 ― 整備されているのに照明がない
福井県三方上中郡若狭町の世久見展望台は、国道162号が若狭湾沿いを走る、その途中にある展望台です。 この記事は、2026年7月中旬の夜に、この場所の観測条件を実地で確認した記録です。滞在は22時30分から0時30分まで。雲が出たため、2時間で切り上げてい... -
星空のしくみ
フォーマルハウトとは?|秋の一つ星を取り巻く「デブリ円盤」と、惑星が生まれる現場
秋の夜、南の低い空にぽつんと明るい星が輝いています。まわりに明るい星が少ないため、この星は「秋の一つ星」と呼ばれます。みなみのうお座のフォーマルハウトです。 さびしげに見えるこの一つ星ですが、その周囲はにぎやかです。フォーマルハウトは、塵... -
星空のしくみ
ポルックスとは?|ふたご座の一等星が「系外惑星」を連れている理由と、惑星を見つける方法
冬から春の夜空、ふたご座には仲よく並ぶ2つの明るい星があります。兄カストルと弟ポルックス。そのうち、わずかに明るいオレンジ色の星がポルックスです。 このポルックスには、ほかの一等星にはあまりない特徴があります。この星のまわりを、太陽系の外... -
星空のしくみ
プロキオンとは?|冬の大三角の白い星と、白色矮星の伴星が語る星の一生
冬の夜空には、3つの一等星が大きな三角形を描きます。シリウス、ベテルギウス、そしてプロキオン。この「冬の大三角」の一角を担うのがプロキオンです。 一見おだやかな白い星ですが、そのすぐそばには、肉眼では決して見えない小さな伴星が寄り添ってい... -
星空のしくみ
デネブとは?|夏の大三角の超巨星が「距離を測れない」理由と、星までの距離のしくみ
夏の夜空、天の川のほとりで輝く夏の大三角。その一角、はくちょう座のしっぽに位置するのがデネブです。ベガやアルタイルと並ぶこの星は、実は3つのなかで飛び抜けて遠く、そして飛び抜けて明るい星です。 ところが、その「どれくらい遠いのか」が、はっ...